鈑金加工の要「引き出し」。
損傷したボディのキズ・ヘコミを、まずは工具を使って大まかに元の形に戻していきます。
車の多くの部分が鋼板の裏側には手が届かないようになっています。その場合は、一時的に専用治具を溶接して取り付け、引っ張り出す作業を行います。溶接の加減によっては鋼板を破ってしまったり、元の形状から違う形になってしまったりと、職人の腕が出る範囲です。
最終的な凹凸の修理はパテと呼ばれる粘土状の充填素材で仕上げますが、まずはこの鈑金加工で、どこまで復旧できるかが重要なのです。
パテで平滑な表面を復元!
凹みやキズは、なるべく引き出したり叩いたりして大まかな形を整えます。
その後、数種類あるパテを使い分け細かな凹凸を埋めて滑らかな表面に仕上げていきます。
DIYでキズを修復できる商品も販売されていますが、プロと同じような材料ではない上、設備も異なるので同じ仕上がりは期待できません。特にこの段階での表面の凹凸は、次の工程の塗装の仕上がりにも大きく影響するので、問題なく仕上げるには洗練された技術が必要になります。
職人のワザ…「色合わせ」!
習得まで数十年かかるとも言われている「色合わせ」の作業。
カーメーカーが定める色番号通りに塗料を調合しても色が合わないことのほうが多いです。これは製造から期間が経っていたり日で焼けたり保管状態によって微妙に変化していくからです。
さらに熟練職人がどれだけ色を合わせても、実際には100%全く同じ色というのは実現出来ないので、塗装した箇所と指定ない箇所の色差をなじませるために「ぼかし」ながら塗装を行います。この「ぼかし」もまた、プロの技が光る部分です。
傷や凹みを直す方法は一通りではない
様々な修理の方法の一部をご紹介しましたが、当然これら以外にも様々な方法があり、損傷の度合いや予算・納期に応じてプロの目線でご提案させていただきます。また二輪や車以外への塗装や、リペイントなども承っております。
お客様のお望みの仕上がりとの折り合いが重要ですので、E-bodyでは修理の前のヒアリングを特に丁寧に行っております。
ディーラーに比べ大幅に費用を抑えられることも多いので、ぜひ一度ご相談ください。お待ちしています。
お見積もりはもちろん無料です
まずはあなたの車の状態・キズができた理由や状況
理想とする仕上がり・予算・納期をお聞かせください。
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